Netflixに突如現れたアニメ。観たのは昨年だが、
今さらブログに書きたくなった。
AIの進化と人間の葛藤を描いたこのPLUTO プルートゥは
現代にピタッとハマる作品だった。
『PLUTO(プルートゥ)』は、浦沢直樹による漫画作品で、
手塚治虫の「鉄腕アトム」の一編を原作としている。
人工知能が発展し、
ロボットが人間社会で共存している未来の世界が舞台。
小学生の頃はロボットなど遠い存在でテレビの中だけの
空想的な存在だった。現実味なんてありゃしない。
しかし、今は違う。
AIバイオロボットの進化は物凄いスピードで人類を
包み込んでいくような感覚がある。
逆に怖いほどリアルに感じ、「あり得る話」として
見入ってしまった。
「これはいつ現実になるかわからない」こんな焦燥感。
PLUTO プルートゥに限らず。近未来を描いた映画や
アニメは、現実化する前の青写真を人間に植え付ける気配を感じる。
「PLUTOプルートゥ」は、
超人的な能力を持つ最新鋭のロボット達が存在する中。
特に優れた能力を持つロボットだ。
簡単な要約
ある日、プルートゥが殺害される事件が発生し、
これが引き金となって人間とロボットの緊張が一気に高まった。事件の真相を解明するため、
ロボット探偵のゲシヒコが事件の捜査に乗り出し、
プルートゥの死の裏に潜む複雑な陰謀や過去の出来事が浮かび上がっていく。
感 想
「鉄腕アトム」のノリで観れない、
リアルな問いかけが随所にみられて考えさせられた。
サスペンスとミステリーが織り交ぜられながら、
ロボットと人間の共存や倫理的な問題にも焦点を当てているせいだろう。
そのコはずっと手を振っていた……
見えなくなるまでずっと……
私は胸がいっぱいになった……
ロボットの私が……
この台詞、〝感情〟がデジタルの世界を飛びぬけた瞬間で
AIの問題である〝意識〟への提言だ。
深い物語性が静かさを残した。
人間と人工知能の共存に関する独自で深遠な視点を
提示するアニメであり、その鋭い見識に満ちた描写は印象的だ。
サイエンスフィクションと哲学的要素を融合させ、
未来の技術がもたらす複雑な問題について考えさせられる。
アートスタイルや音楽も作品の雰囲気を補完し、
サイバーパンク様の世界に没入させる力があった。
観て良かった
プルートゥは見事なまでに未来の技術と人間の心の
葛藤を織り交ぜ、深い感動と思索をもたらす作品だ。
ぜひ、
ご視聴あれ( `ー´)ノ