活動記録

施術家 吉田正幸のブログ

“新しい技術”と“伝統技術”の融合


                     

僕は小学生の頃からYMOの大ファンです。初liveも小学生でした。

シンセサイザーの音がとても新鮮でした。
テクノカットを真似て、モミアゲを直線に剃り落としたり(笑)

中学生になって周りはみんなアイドルや歌謡曲を聞いてましたが、
YMOやプラスティックス、スペクトラム、
P-MODELやヒカシューなど誰も聴かない音楽ばかりを一人
ひそかに聴いてました。

YMOは1978年に結成されて、
デビュー・アルバム『イエロー・マジック・オーケストラ』をアルファレコードより発売しました。

そして、2枚目のアルバム
『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』が発売され、
この二枚のアルバムは本当に擦り切れるほど聴いた記憶があります。

オリコン・チャートの最高1位にランクインし、
日本国内でのセールスはトータルで100万枚を越えました。

その名を幅広い世代に浸透させることとなったYMO。
しかし、
「テクノポリス」や「ライディーン」などは広く知れ渡りましたよね。  

特に「テクノポリス」での“TOKIO”のロボット・ヴォイスが
テクノな未来を想像させて良かったですね。

その声を作り上げていたものが、ヴォコーダーというもの。

「ヴォイス・コーダー(VOICE CODER)」の略称で、
通信の世界で開発され、軍事目的(音声を暗号化する)で
使用されていたこともあるようです。

音楽に使用され始めた正確な時期はわかりませんが、
70年代にクラフトワークなどが使用したことにより、
一般的に知られるようになったとのことです。

シンセサイザーがメインとなるテクノポップのレコーディングは
完全自動演奏なのだろう、と勝手に思っていましたが、
実はほとんど手で弾いたものだったらしいのです。

とても泥臭い人間技があって、あの近未来テクノポップの
レコ―ディンクは完成されたということです。

“新しい技術”と“伝統技術”の融合が更に新しい未来を創っていきました。

さて、話は変わりますが、
コロナ禍となり、何かと話題となったデジタルトランスフォーメーション。

それと共に、時間の経過とともに培ってきた伝統技術も見直され、最近では針を使ったレコードプレーヤーなどは高額で販売されているようです。

これは、整体技術にも言えることだと思えてしまいます。

伝統的手技と革新的手技。

伝統的物理療法と革新的物理療法。

一見相反する体系がまた新たな領域をつくり、
変化し成長していくものだと感じたりします。

ただし、
成長にはある種、快適領域の破壊が必要ですね。

整体施術はリアルを超え、
未来はデジタル化されるなんて、きっと来ないでしょうね。

いやいやわかりませんね 。
電脳量子物理学とか言って
バイオロボットなんかができてしまう可能性もあります。

楽しく妄想してみます。