活動記録

施術家 吉田正幸のブログ

アメリカ政治の未来:異端性、ポピュリズム、テクノロジー

2024年、米国政治の風景は一見混沌としているが、その中心にはロバート・ケネディ・ジュニア、ドナルド・トランプ、イーロン・マスクという三人の存在が際立っている。

これらの人物は、それぞれ異なる背景と視点を持ちながらも、現在の政治的、社会的な議論に大きな影響を与えていると思う。

ロバート・ケネディ・ジュニアは、ケネディ家の血統を引く政治家であり、環境保護活動家としても知られる。彼の政治的キャリアは、特にワクチンや環境汚染に対する懐疑的な姿勢で注目を集めてきた。著書の「The Real Anthony Fauci 人類を裏切った男 巨大製薬会社の共謀と医療の終焉」は上中下の三巻セットだが、AMAZON では第 1 位、ニューヨーク タイムズのベストセラー リストでは 20 週間にわたり、ウォール ストリート ジャーナル、USA TODAYおよび出版社の週刊全米ベストセラーに選ばれ、検閲、書店や図書館のボイコット、著者に対する批判にも関わらず 100 万部以上が売れた衝撃の話題作だ。

2024年の大統領選では、当初民主党内での指名争いを目指していたものの、11月の米大統領選に無所属で出馬していたが8月23日、大統領選からの撤退を表明した。なんと!返す刀で共和党のトランプ前大統領への支持を打ち出したのだ。

氏は1963年に暗殺された民主党のジョン・F・ケネディ元大統領の甥。父のロバート・ケネディ氏はケネディ政権で司法長官を務め、68年の大統領選に立候補し、選挙戦中に暗殺された。

ケネディ・ジュニアの存在は、伝統的な政治枠組みを超えた新たな支持層を引きつけ、選挙結果に影響を与える可能性がある。

一方、ドナルド・トランプは、再び共和党の大統領候補として名を連ねている。彼の再挑戦は、支持者にとっては希望、反対派にとっては脅威となる。トランプの政策やキャラクターは、米国政治のポラライゼーションを象徴し、彼の支持率は依然として強固である。

しかし、最近の銃撃事件は、今後どのような影響を与えるか、まだ不透明さは残っているが勢いはありそうだ。

イーロン・マスクは、テクノロジーと宇宙開発の巨頭でありながら、最近では政治的な発言も増えている。

特にトランプへの支持表明は、自身のプラットフォームであるXエックスを通じて行われ、これがどのように選挙戦に影響を与えるかは注目されている。マスクの影響力は、テクノロジーと政治の交差点。未来の可能性が詰まっているような気がする。

この三者の関係性は複雑だ。

ケネディ・ジュニアとトランプは、政策や視点で対立する部分が多いが、共に既存の政治体制に対する批判者である点で共通している。マスクは、トランプを支持する一方で、ケネディ・ジュニアとの対話も示唆している。これは、テクノロジーと政治の融合が、従来の政治枠組みを超えた新たな旋律に近い。

展望としては、ケネディ・ジュニアの支持率はうまくトランプへ転換されればいい。そして、イーロン・マスクのエッセンスが振り掛かれば新しいアメリカ、いやそれ以上の規模で新しい未来が繰り広げられる可能性もある。

しかし、そう簡単なことではない。

世界を裏で牛耳っている暗闇の組織との戦いを示唆しているトランプは今後も狙われるだろうし、ケネディ・ジュニアもイーロン・マスクもしかりだろう。

この三者の動向は、2024年の選挙結果だけでなく、米国政治・・いや全世界の未来を形成する重要な要素となる可能性がある。

ケネディ・ジュニアの異端性、トランプのポピュリズム、マスクのテクノロジーへのアプローチは、米国が直面する課題に対する新たな解決策を模索する中で、歴史的な役割をぜひ果たしてもらいたい。

ところで日本の官僚はどんな目線でアメリカの変貌を見ているのだろうか。
それともこれをきっかけとして新たな日本の礎を本気で作ろうとしている超人は出てくるのだろうか。

出来レースをぶっ潰す英雄を待ちわびたい。