活動記録

施術家 吉田正幸のブログ

知識は実践を超えない

 

宮古島絶景

精神世界・スピリチュアル・成功哲学から自己啓発といったジャンルの書籍を
400冊くらい読んでた時期がありました。

精神世界の本はほんわかしていて、何も身になることはありません。

このように、怪しい?本に出会うたびに、人によっては理想ばかりが大きくなって現実逃避してどーしょーもないウンチクをタレる。そんな頭でっかち、心でっかちになっていた人たちも沢山いました。

目の前のことをないがしろにし、頭の中で描いた理想ばかりに酔いしれるわけです。
自分が大切にしていることは人類愛だ、永遠の愛だ、ソウルメイトが大切でカルマから学べ・・・等々。今考えると疲れちゃいますね(笑)

一番近くて、大事な人の話を聞かず、大きな理想を掲げて相手の話は上の空、
結果、傷つけ、苦しめ、責め始める・・・・。

空想ばかりを追い求め、信頼を土台とした現実の日常生活という修練場を直視しない。
そして、どんどんそれらの本をむさぼり読むごとに一つの形式ができ始めて自分の中の空想を邪魔するものを排除していく。更に浮ついたスピリチュアルや精神世界の話が中心となり更に話を聞かないし、聞けなくなっていく。

それは、本当の学びとは言えません。学びは日常生活の中に沢山転がっています。ですから、修行なんて本当に必要なのか、とも感じてしまいます。こんなに厳しく優しい日常生活という修行の場が用意されているのですから。

僕はこの小さな日常生活という修練の場による気づきによってこそ、「実践スピリチュアル」だと感じています。

実践での気づきというものは出生してから最大の学びではないでしょうか?

大切で崇高なもので本来の自分を見直すきっかけは、どこか遠くにあるのではなく、もっとも近いところ、自分の目の前にあったりします。

そして、自分で納得のいく結果がチラホラ出ても出なくても、楽しくて楽しくてしかた無い状態なんてものが体験できればしめたもの。

もしも今、苦しい状況であっても、やがて苦しみは至福となる、なんて言葉を噛みしめながら楽しみましょう。

一歩前に歩む力は自分自身の中にあると信じて。

さて、今日も大自然を目の前にこのちっぽけな自分の命に実践を通して・・・・

合掌! 感謝! 合掌!です。