実は、僕自身が坐骨神経もちだったので、
この症状に対する手技は人一倍熱意を傾け追求してきました。
20代半ばのころ、
重たい荷物を持ち狭い階段を降りたり上ったり。
その最中に「バッチーン!」と
腰部から大腿部までツッたように
激痛が走りました。
それから3日間ほど動けずに仕事を休みました。
病院の診断は「坐骨神経痛」
“痛み”というのは二種類ありますね。
ひとつが急性の痛み。
もう一つが慢性の痛みです。
特に急性の痛みは、
一瞬で日常生活が変わってしまいます。
これは整体を職業にする前の出来事でした。
いまになって思えば、
それは必要があって起こったことだと思えます。
自分が痛みを経験したことに
よって手技もカウンセリングも
痛みを持っている人の立場に立つことができるようになりました。
カラダに対する自分で味わう痛みでなくとも、
失恋や解雇や倒産、事故や喧嘩など
様々な、人生どん底の感覚というものがあります。
そのようなときは、何もやりたくなくなります。
しかし、
それは必要があって、
自分に対する神の警告だととらえて、
前向きに生きることもできますし、
悲観して世間から離れて孤独の中、
ひねくれて生きることもできるでしょう。
自分の人生の中で起こったことを
どのように受け止めていくのか。
それは完全に自由です。
自由ですが、
自分の体調によっても
受け止め方は大きく変化しますよね。
いたって健康状態の時と、
その反対に睡眠不足で、痛みや苦痛がある
ときの受け取り方は大きく違います。
そんなときは、
流れに身を任せて、
自分を客観的に見れればよいですね。
例えば、自転車を乗るのにも訓練しました。
転びながら、何度も訓練しました。
しかし、訓練して一旦身についてしまえば、
自転車など何も考えずに乗れます。
このように、
自分を客観的に見ていく訓練も必要かと
思います。
特に、スモールビジネスでは
何が起こるかわかりません。
客観的に観れる訓練をいつもしておけば、
絶対に損はないはずです。
今のところ、
一番効果があると思えるのは、二つあります。
一つがモーニング・ページを書くということ。
そして二つ目が、
マインドフルネス瞑想です。
■モーニング・ページとは?
毎朝起きてすぐにノートをひらき、
頭に浮かんでくることをすべて書き出す
だけです。何気ない心の動きや思考を
書き出すだけです。脳の掃除ともいうそうです。
■マインドフルネス瞑想とは?
日々の心配事や不安な気持ち、
仕事や他人からの評価など、
つい頭に浮かんでしまうことを鎮め、
「今」だけに集中できるような精神状態を
意識的に作っていくという瞑想法です。
ぜひ取り組んでみてください。