趣味

トレイルランニングのはじまり

トレイルランニングの始まり

山なんか走ったこともなかったし、走るところではないと思っていた。

山はゆっくり登るもので、景観を存分に楽しむもんだとばかり思っていた。

不思議なもので意識が変わると180°視点も変わる。

まったく人生なんてわからない。
つい、昨日まで長距離なんて走ったこともない自分が、
信越五岳の110㌔という長旅を終えるとは。

心拍は上がり、意識が薄れていく。。。そして、
代わりにもう一人の自分が表出し、対話ができる。
自分への問いかけ、自分の本音、自分の叫び・・・。

僕がいくら頑張っても山は変わらなかったが、山は僕を簡単に変えてくれた。

目はかすみ、耳が遠くなり、手がパンパンにむくむ。
止まることすら疲労でできなくなり、水を飲むことにも気合が必要となる
異空間。
やがては幻聴がうっすら聞こえ出す。

深夜ひとり走っていて、無理やり膝に負担をかけて停止した。
全てのノイズが無くなって自然音感だけが鼓膜を振動させる。
ヘッドライトも切ってみた。宇宙に行かなくても、暗黒の空間が全身を
包んでくれるんだ。

星が少しづつ見え始めた。
眼球が距離を把握するために調整する時間さえ自分で気づけるような
暗黒の異空間。
頬に夜風が優しく語りかけてくる。万物は繋がっている。
この万物一体感の感覚にとりつかれ、
僕は完全にトレイルランニングのとりこになった。

そもそも、そこにただあるだけの大自然本体に触れることのできる素晴らしさ。
視覚・聴覚・嗅覚・触覚が本来のセンターへもどっていく。

ぜひ、あなたにも味わってもらいたい。

なぜ・・・・・??

それは日常の感覚を脱却するためなんだと思う。
勿論、期間限定での断捨離だ。

様々なデバイスに囲まれ、圏内に身を置き、淡々と繰り返される日常空間から
脱却し、圏外へ飛び立つ。
この自然空間(ある種、異空間)こそ、あなたがあなたらしく輝いている生命を
加速的に感じる術だ。

自分と地球がつながっていることを感じられる唯一の時空間、
それが僕にとっては山だった。

ABOUT ME
ヴィッシュ吉田
JPMA日本理学手技療法協会 代表理事 フィットバランス療術学院 東京校学院長 株式会社ヴィッシュブレイン 代表取締役

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