テレパシック感性〜生きる世界を変える〜

情報の海で溺れて心を見失わないための力

後悔が引き起こす脳と体の反応

後悔しない人っていますかね?
後悔って案外マイナス要素がデカいと感じます。
 
後悔は、過去の選択や行動を振り返り、「別の選択をしていれば」と感じる感情。これが脳と体に複雑な影響を及ぼすらしい。
脳科学的に見ると、後悔は主に前頭前皮質と扁桃体が関与します。
前頭前皮質は意思決定や自己評価を司り、後悔を感じるときに「別の行動を取るべきだった」と分析するんですね。
後悔は不安と悲しみを引き寄せる
この状態のとき、扁桃体が感情的なストレス反応を引き起こし、不安や悲しみを増幅するんだとか。こうして、ドーパミンやセロトニンといった神経伝達物質のバランスが変化し、気分が低下したり、集中力が損なわれたりします。後悔する時間は短い方が得策です。
また、後悔は報酬系にも影響を与える
過去の選択が期待した結果につながらなかった場合、脳は「失敗」として学習し、次回の意思決定に慎重になります。その一方、過剰な後悔は自己否定感を強め、うつ症状のリスクを高める可能性があるのです。
身体的には、後悔によるストレスが交感神経系を活性化させ、コルチゾールなどのストレスホルモンが分泌されるということ。したがって、「失敗」ではなく、「学び」と認識する癖をつけるとよいわけです。
後悔ってメチャクチャマイナス要素がデカい
これが長期化すると、心拍数の上昇、血圧の上昇、免疫力の低下、消化器系の不調などを引き起こします。特に、慢性的な後悔は睡眠障害や疲労感を招き、心身の健康を損なうのです。
興味深いことに、適度な後悔は学習や成長を促すが、過剰になると「反芻思考」と呼ばれるループに陥り、脳が過去の出来事に囚われて前に進めなくなります。
この状態では、前頭前皮質の活動が抑制され、問題解決能力が低下します。一方で、後悔を建設的に処理する手法、例えばマインドフルネス認知行動療法は、扁桃体の過剰な反応を抑え、ストレスホルモンの分泌を減少させるので、後悔したら、「今の状態」にフォーカスするということ。効果あります。
要は、「過去」でなく、「今」に情熱を傾ける、というシンプルなこと。
 
そうすれば、脳は新たな視点で過去を受け入れ、未来の選択に活かす力を取り戻すのです。
つまり、後悔は脳と体に一時的な混乱をもたらしますが、その影響は処理の仕方次第で大きく変わる、ということです。

ま、後悔しないほど慎重に、そして厳重にやろうよってことで、まさに「後悔先に立たず」なのはわかりますが、「後悔」を恐れず「今」を生きられたら一番良いわけです。
それか、「人生は後悔して当然だ」と言って、開き直る手もありますけどね笑
 
それでは、本日も施術に精進します。