今回も息抜きブログです( ;∀;)
(前回からの続き)
49年も経過して、今更「嗚呼!花の応援団」をなぜみる気になったのだろうか?
それは、長年通ってくれている当院のお客さんがサブスクで視聴できることを教えてくれたからだ。
その教えてくれた方は男性で僕より少し年齢は上である。その方とは気心が知れているので、施術のたびにいろんな話をする。政治から国際情勢、株や芸能時事ニュースまで。そんな感じでいつも話題には事欠かない。
ある日、ひょんなことから「ルパン三世」の話になった。初期のルパン三世がAmazonPrimeで視聴できると聞いた。そこで施術が終わり、自宅へ帰ってから、早速、初期のルパン三世をみてみた。
やっぱり!・・ルパン三世シリーズは面白い。
1971年からテレビアニメとして放映された。あれから54年!?
時間がいくら経っても、少しも色あせていなかった。次の施術時にそのお客さんに感想も兼ねて報告した。案の定、お互いに散々盛り上がって気づくと施術が終わっていた。そのときにふとよぎったのが「嗚呼!花の応援団」だったのだ。
「そういえば、嗚呼!花の応援団という強烈な漫画もありましたよね!」と知っているかなぁ、と思ったが言ってみた。すると、そのお客さんが、「え!今、アマプラで観れますよ」という。僕はびっくりし、「えええ!マジですか?」と思わず、ワントーン大き目の声で反応してしまったのである。
懐かしい“昭和”を味わいたい
驚いたのには理由があった。4年ほど前のこと。コロナ禍真っ最中に突然「嗚呼!花の応援団」の実写版が観たくなり、いろいろ探したのだが結局観ることはできなかった。探し方が悪かったのかもしれないのだが、サブスクには見当たらない。結局、アマゾンでDVDが販売されていたので買ってみようかとみてみたら、“品切れ”だった。
そんな布石があったので、サブスクで観れたらちょうどいい、なので思わず大きく反応してしまった。
調べてみると、三部作全部観れるようだ。
一作目 「嗚呼!!花の応援団」 1976年8月21日公開
二作目 「嗚呼!!花の応援団 役者やのォー」 1976年12月25日公開
三作目 「嗚呼!!花の応援団 男涙の親衛隊」 1977年3月19日公開
早速、一作目と二作目を一気に観た。
ストーリー
「嗚呼!!花の応援団」は、どおくまんが原作を務めるギャグ漫画で、大阪の南河内大学応援団を舞台にした作品。ストーリーの中心は、親衛隊隊長の青田赤道のハチャメチャな行動と、それに振り回される応援団員たちのドタバタ劇である。
下ネタや暴力がふんだんに盛り込まれたギャグを通じて、団員たちの友情や男気を描き出している。また、時折涙を誘う人情話も挿入されており、コミカルなシーンの中に温かい人間ドラマが織り交ぜられている。この作品は1975年から1979年まで「週刊漫画アクション」に連載され、大ヒットし、映画化もされた。
どこからどう見ても昭和のパワーが炸裂したカオス映画だった(当たり前)ナレーションが妙に格調高いのに、中身は応援団のヤバすぎる暴走とシュールなギャグの応酬。まさに“昭和のバカ映画”の極致だった。
主役の“青田赤道”の存在感が異次元レベル。あの極端にへの字に曲がった口とギョロ目、ゴリゴリの関西弁で繰り広げる暴走っぷりは、まさに漫画そのもの。無意味にパンツ一丁で踊るシーンとか、まるで意味不明なのに笑えてしまうのだが、これって今だったらコンプライスにバリバリひっかかる。それにしても不思議な魅力はあった。
ストーリーはあってないようなものだけど、「気合と根性」「無茶と勢い」だけで乗り切る展開が痛快すぎる。特に応援団の謎儀式や、ヤクザとのドタバタ騒動は、時代錯誤が一周回って、芸術的なレベルに達してるかも(笑)
時代の空気が生み出した、今では絶対作れない怪作だと感じてしまった。
今見ると「これは一体何を見せられているんだ…?」という気持ちになるんだけど、妙にクセになる中毒性があるのも事実。昭和のノリと勢いを感じたい人には、ぜひおすすめしたい一本かもしれない。