肩こりに悩んでいる人は多い
一般的には肩や首の筋肉が緊張し、痛みや不快感を感じる状態のことを指す。肩や首の筋肉に持続的な痛みや重さを感じる状態。筋肉が硬くなり、動かしづらく感じたり、肩から腕や手にかけてしびれを訴える人もいる。
原因としては、
長時間のデスクワークやスマートフォンの使用による前かがみの姿勢などが多い。勿論、精神的なストレスが筋肉の緊張を引き起こしたり、筋肉が衰え、支える力が弱くなって不快感を訴える方もいる。あとは冷え。筋肉が冷えて硬くなる。
東洋医学的に言えば、氣血の流れに問題ありとして全身を診ていく。
まぁ、これが一般的な物理的肉体の話。
ちょっと、視点を広げて見てみたい。
ここからは、医学的(一応、現代の)に全く認められていない話となる。
肩こりとスピリチュアル
肩こりとスピリチュアルの関係についてはいろんなところでいろんな人が好き勝手に言っている。日本のウェブサイトやSNSなど。
例えば、肩こりは、単に筋肉や姿勢の問題だけではなく、スピリチュアルな原因が背景にあるという。例えば、ストレスや人間関係のトラブル、自己中心的な性格、心配事の過多などが肩こりを引き起こす精神的要因として挙げられている。
面白いのは、スピリチュアルといったってかなり具体的であること。
右肩の凝りは、自己中心的であることや、他人への配慮が足りない、または仕事やキャリアに関するプレッシャーを示すとされている。また、女性との人間関係に問題がある場合も右肩に影響を及ぼすというから面白い。
左肩の凝りは、未来への不安や男性との人間関係の問題を示す可能性があるとのこと。また、スピリチュアル的なメッセージを伝えるためのサインとも言われ、霊的な存在の影響も考えられているとか。
ただ、肩こりは身体が無理をしているサインであり、自分自身の限界を超えた時に補正作用で出ることは多々ある。他人のために過度に頑張っていることへの警告もあるだろう。こうした症状は、内面のバランスを取るように促すメッセージという風に受け取れなくもない。
肩こりをスピリチュアルに解消するためには、自己反省やマイナス思考の改善、リラックスする時間を持つことが推奨されていて、心の浄化や邪気払い、または専門家への相談もしてみましょう、なんて情報もネットには沢山ある。
ただ、あくまでも経験上だけれども、エネルギーと感情は肉体へ影響を及ぼすことは間違いないと思う。
身体の不調や肩こりは、体内のエネルギー(氣)の滞りや感情の影響から来るものと東洋医学やヒーリングの世界では言われていることは至極当然の考え方だと思う。特定の感情が特定の部位に影響を与えるという考え方もあり、肩や首はストレスの影響を受けやすい部位である。
では、その特定の感情とはどのような感情だろうか。
抵抗と緊張
それは「抵抗と緊張」である。
あまり乗らないけれど、やらなければならないという抵抗感のストレスは大きい。行きたくないけれども行かなければならない打ち合わせや、気乗りしない商談などである。全部、抵抗だらけ。
そして、ほんの少しの緊張感も持続し続ければ、膨大なエネルギーとなり、筋肉を硬くする。自律神経の交感神経がアクセル全開の状態となってアドレナリンの作用で筋肉が硬く結ばれる。この状態を筋肉の硬結、筋硬結という。
整体師であれば、ほぼ全員がこの筋硬結部へアプローチするのだが、一瞬楽になった気はしてもまたすぐに硬くなる。
承諾と脱力
抵抗と緊張を無くすためにはどうすればいいのだろう。
それは、「承諾と脱力」だ。自然に受け入れて、力を抜くという禅の世界を日常世界へもって来なければならない。
その前に、なぜ抵抗があるのだろうと積極的に自問してみて欲しい。「なぜ、気が乗らないのだろう?」「何が抵抗しているのだろう」というセルフクエッションである。ほとんどの場合には無意識の中で抵抗していて、抵抗していることさえ気づけないものだ。
したがって、何に、どんな抵抗をしているのか自分でハッキリとわかることができないと(言語化しないと)その対応策が見えてこないのである。
そして、緊張も同じで、緊張していること自体に気付けない人がとても多い。例えば、お風呂の掃除など、湯垢を落とそうとして必死にスポンジで洗剤をつけてこすることがあると思う。その時に息が止まっていないか確認してほしい。ほとんどの場合に力を入れてゴシゴシしているときなど、踏ん張って息を止めてしまっているのだ。
パソコン作業も、満員電車も同じ。緊張時には呼吸が限りなく止まる。その結果酸素の供給量が減って、緊張も重なり副交感神経が下位となり、筋肉は硬くなる。
これら日常生活の雑用の中の呼吸の仕方にこそ、肩こりのヒントがあるのだ。
まずは、食器やお風呂の掃除のときに吐く息を意識して、きちんと吐き切って、息を止めずに脱力してみてほしい。これを意識するだけで、限りなく肩こりの根本治療になってしまうのである。
「承諾して脱力する」ことで、
首や肩の凝りは
限りなく透明に近いブルーになります(笑)・・(古いっ)