活動記録

施術家 吉田正幸のブログ

人間関係はウェットもいい

「人間関係はドライがいい」

以前 X エックスの投稿に「人間関係はドライがいい」という画像がポストされていた。
この画像をブックマークした。

なんでろう。
「人間関係はドライがいい」に対して、ちょっと待てよ、と思ったのか、
それとも「モノ申す」的な理由なのか。
 
自分でも言語化できずによくわからなかったが、
ブックマークしたのは確かだった。
 
会社内の「ハラスメントポリシー」は時代と共にクローズアップされてきた。
それだけ個人の権限が尊重されてきたし、
「嫌なこと」「失礼なこと」に対してのハラスメントに声を上げやすくなった。
 
しかし、「人間関係はドライがいい」に何かが引っかかる。
本当にそうだろうか。
 
いやいや、正直言って、自分もそう思う。
会社経営をしてきた立場からすればめんどくさいことは沢山あった。
全部人間関係だ。
なので、「人間関係はドライがいい」ということは100%同意している。

  • いちいち反応しない
  • むやみに関わらない
  • いたずらに口を挟まない
  • やみくもに心を注がない
  • むりに答えを出さない
  • よかれと思って動きすぎない
  • やたらと作り笑顔しない
  • むだに期待しない
  • わざわざ人と群れない

この条例?は、本当にそうだ、と思えるし、それが一番良いと感じる。

だけど、だ。

よくよく見ると、全部やってきたし、丸ごと当てはまるではないか。
全部こんな感じだった

  • いちいち反応してきた
  • むやみに関わってきた
  • いたずらに口を挟んできた
  • やみくもに心を注いだ
  • むりに答えを出しまくった
  • よかれと思って動きすぎた
  • やたらと作り笑顔したかも
  • むだに期待しすぎた
  • わざわざ人と無理に群れた

そっか、
これはバブル世代であればなおのこと、
全部やってきた人も多いのではないか。
(個人的見解)

そのようにしなければ逆にうまく回らないことさえあったように思う。
でも、それに負担を感じる人が増えたのだ。
だからこそ、この条例ができたのだろう。

全部、この条例のようにすれば「楽」になる。
自分の「負担」も少なく、そして「傷」もつきにくいだろう。
 
でもね、わかった。引っかかった何かというのは、
そんなドライという言い方でスルーしてはいけないこともあるんだぜ
ってことかもしれない。

ウエットな関係とドライな関係はやじろべえのバランスで、
いちいち反応しないけれどよく観察する、とか。
むやみに関わって感情をぶつけてみる。とか。
いたずらに口を挟んでみて嫌われてハッとするとか。

リスクを背負ってぶち破れる人間関係もあるんじゃないかと、
ちょっとだけそう思ってしまう自分がいます。
 
だって、令和より、昭和の方が熱く、楽しい面が多かったような気がしない?
失敗も沢山したし、いい思いも沢山できた。
今は、失敗を恐れ、成功すらしたくない若者も多い気がする。

ぶつかり合って、悩んで、励まされて、
強くなるものもあるんだぜって伝えたい。

経験こそ宝。

この条例に従っていたら、
経験できずに妄想で終わってしまうじゃないか!

すべてはクールで静かな海の中。
そこは波風立たずに平和かもしれないが、
逆に戦争があって平和を渇望することもあるだろう。
そして、
争いがあって絆も深くなることもある。
 
いやだねぇ、昭和のおやじは。
説教じゃあないからね(>_<)
 
ブツブツと勝手な独りごとの本日のブログでした。