テレパシック感性〜生きる世界を変える〜

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『あしたのジョー』ちばてつやさんがうっかり転倒!

漫画『あしたのジョー』などで知られる85歳の漫画家・ちばてつやさんが「うっかり転倒」したといい、現在の様子を公開しました。

「あしたのジョー」は、多くの読者に深い影響を与えた。
力石徹や矢吹丈は、ボクシングという厳しいスポーツを通じて、何度も挫折しながらも努力を重ねて成長していった。
子供ながら見ていた自分はやっぱり古臭い「根性」を学んだものです。
成功には一朝一夕でないこと、そして努力と忍耐が不可欠であることを教えてくれましたが、今の価値観からするとだいぶ遠いのだろうな。

しかし、力石徹と矢吹丈の関係は、友情と競争心が共存する複雑な関係を描いていたと思う。ライバルとしてお互いを高め合い、友情を通じて支え合う姿は、人間関係における深い理解と絆の大切さを示していた。

やっぱり、単に他人との戦いだけでなく、自己と戦うこと、自分自身の限界を超えることの大切さを強調していたように思う。特に「明日のために戦う」というテーマは、日々の自己改善と未来への希望の象徴だろう。
そして、やっぱり重要なのは社会問題の描写だ。
「あしたのジョー」は、貧困、少年院生活、社会的格差などの問題を背景にストーリーが進む。これらの描写を通じて、社会の底辺にいる人々の視点から見た世界の厳しさや、彼らの夢と挫折をリアルに伝えていた。現在の若者にはこの部分が意味不明とすら思えるのかもしれない。

ただ、ボクシングは今も健在。
勇気と知恵のスポーツだ。リングの上での戦いは、理不尽な力を振るうことではなく、自分の信念を守るための闘いとして「あしたのジョー」は描かれていた。
真の勇気とは何かを考えさせられる内容だった。ただ、最近のボクシングは「見られている自分の演出」がかなり強くなったと感じてしまう。
とにもかくにも、「あしたのジョー」の作者が転倒したのだから昭和世代の自分にとっては一大事だ。
ちばさんは「ママチャリに乗っていて、ついうっかり転倒。そばを通りかかった人をびっくりさせてね」と報告。最初は「膝小僧にちょっと血が出ていた軽傷だった」というが、5、6時間後に「じわりじわりと膝が痛み出してねー。“いててて…”トイレにも行けなくなる」として、病院へむかったという。
結果は「打撲傷はひどいけれど、骨は折れていません」との診断だったらしい。ホッとひと安心したのは本人とファンだな。鎮痛剤や湿布薬、杖を借りて帰ってきたらしい。どうぞお大事にされてください。「こんど自転車に乗るときは、よそ見なんかしないように気を付けまーーーす」というお言葉。

85歳にしてはやっぱりお元気そうなのでよかったが、60歳代からの筋肉強化は絶対に必須。毎日施術家として仕事をしていても筋肉がある人と衰えている人とでは雲泥の差があることは確か。

高齢者の転倒予防に効果的な筋肉を上げておこう。
  • 腸腰筋 股関節を屈曲させる重要な筋肉で、バランスを保つ役割。
  • 多裂筋 背骨の安定性を高める深層の筋肉で、姿勢を保持。
  • 横隔膜 呼吸に関わるだけでなく、体の中心を支える安定性にも影響。
  • 僧帽筋下部線維 肩甲骨の位置を安定させ、全体的な姿勢に寄与する。
  • 腹横筋 腹部の深層筋で、体幹を強化することでバランスを改善する。
  • 腹斜筋 体幹の側面をサポートし、捻転運動やバランス調整に貢献する。
で、何といっても、下半身の筋肉が重要!!
  • 大腿四頭筋 膝関節を伸ばす筋肉で、立つ、歩く、昇降の動作に不可欠。
  • ハムストリングス 大腿四頭筋と拮抗し、膝の曲げや股関節の伸ばしに使われる。
  • 大殿筋 座る、立つ、歩くなどの動作で重要な役割を果たす。

これらの筋肉を鍛えることで、
全体的なバランス能力と可動性が向上し、
転倒のリスクを間違いなく減らすことができる。
 
じゃあ、なにをやればいいの?ってこと。
とにかく簡単に毎日できるエクササイズを紹介します。

1. 椅子を使ったスクワットのやり方
  •  椅子の前に立ち、足を肩幅に開く。
  •  ゆっくりと座るように膝を曲げ、臀部が椅子に触れる直前で止める。
  •  そこから立ち上がる。
  •  これを10回繰り返す。
【効果】大腿四頭筋、ハムストリングス、大殿筋、腸腰筋、腹部筋肉。

2. 壁のプッシュアップのやり方
  •  壁に背中を向け、足を肩幅に開いた状態で立つ。
  •  壁に手を置き、肘を90度に曲げ、背中を壁に押し付ける。
  •  この姿勢をキープする(ポーズを30秒間持続)。
  •  休憩を挟んで、3セット繰り返す。
【効果】体幹、特に腹横筋や横隔膜が働く。

3. 足上げのやり方
  •  椅子に浅く座る。背もたれに頼らず、座面に座る。
  •  一方の足をゆっくりと前方に上げる(膝はまっすぐ)。
  •  10回繰り返したら反対の足も同じように。
【効果】 腸腰筋、腹筋。

4. 立位でのヒールレイズのやり方
  •  まっすぐ立ち、足のかかとを上げてつま先立ちになる。
  •  かかとを下ろし、再び上げる。
  •  これを15回繰り返す。
【効果】腓腹筋(ふくらはぎ)、バランス感覚。

5. タオルを使った運動のやり方
  •  椅子に座り、足の指でタオルを掴む。
  •  床からタオルを引き寄せようとする。足指を強く握ったり、広げたりして抵抗を感じる。
  •  各足で10回繰り返す。
【効果】足の筋肉全体、特にアーチを支える筋肉。

6. マーチングのやり方
  •  椅子に座り、リズムよく片方ずつ膝を上げる。
  •  自然な速度で30秒間行い、休息を挟んで3セット。
【効果】腸腰筋、腹筋、バランス感覚。

これらのエクササイズは、
クライアントにも処方していてとても好評なエクササイズです。
日常生活の中でも簡単に取り入れられるもの。筋肉の強化だけでなく、全身のバランスや協調性も向上させることができますよ。
エクササイズを始める際には、くれぐれも無理のない範囲で行ってくださいね。
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