活動記録

施術家 吉田正幸のブログ

整体師としての基本姿勢に関して

整体師としての基本姿勢

整体師としての基本姿勢というものは「身体が教えてくれるのを待つ」という姿勢だと思う。整形外科などで「異常なし」という診断を受けていても痛みで辛くて仕方がないという方々が来られる訳だけれど、その本人の辛い部分に必ずしも原因があるわけではない(経験上)

施術の結果をマックスに上げるためにはその状況の把握がなにより大切だ。
その際に施術家としては、どれだけ自分の心の水面を静かにさせるかが勝負だと思っている。

心の水面

心の水面を静かにして、静寂に包まれた時に、降り注ぐ月のカタチがハッキリと水面に映し出されるように相手の水面に向き合わなければ状況の把握は難しくなる。
往々にして、過緊張が不調の原因であることが多いのだが、その原因は無意識のうちにアクセルを踏み続けた結果が多い。緊張し続けて、自分でも制御できなくなってしまった結果が反応として筋肉に出てくる。

弛緩させる習慣

本来、〝リラックス(弛緩)〟を適度に入れ込んでおけば、過緊張からくる〝凝り〟は防げるはず。
なので、「肩がこったなぁ」そう思ったら、肩の凝りのことをとにかく忘れて脱力することだ。これが難しいのだけれど、特に眠る前には安らかに、朗らかに、リラックスして入眠するということが想像以上にどんな肉体的エクササイズよりも大切だと思う。
これで整体院なんかに行かなくてもこれで知らないうちに肩こりなどは解消されるはず。

緊張の連続は潜在意識に刻まれる

ただ、緊張の連続で潜在意識に「私は肩こりで辛い」と刻まれているから、細胞レベルで想念の影響を受けてしまう。なので簡単には解消されないという連鎖。
したがって、物理的アプローチと精神的アプローチの両サイドからの施術をするうえでも、施術家の水面の静けさはとても重要だと思う。身体が教えてくれないと何もできないのだから。
 
PS《今朝の気づき》
  • 心の水面を静かにすると直感は冴える
  • 慢性の凝りはほぼ交感神経が過敏になっている
  • 潜在意識と痛みは関わっている(ケガや急性、感染症は別)