活動記録

施術家 吉田正幸のブログ

「はじめの一歩を踏み出そう」のとらえ方

起業して必ずといっていいほど陥るワナがありますね。それは、「業務の高いスキルや能力があれば、事業は成功できる」と思っていることです。
 
独立して自分も「確かにそうだ」と思っていました。
 
独立してから役に立ったな、と思える本を紹介します。それが、マイケル・E・バーガー著「はじめの一歩を踏み出そう」という本です。
 

業務の専門スキルと、事業を成功させる経営能力は、全く別物だよ、という本で、3つのタイプを把握することが大切だということです。

1.起業家タイプ

 

変化を好む理想主義者で、全体の10%くらいと言われています。道なき道を進み、些細なことでも大きなチャンスに変えられる才能をもった人です。将来の大きなビジョンをもち、まわりを巻込みながらイノベーションを起こせるタイプ。で、その反面、人の管理は苦手・・。

2.マネージャータイプ

 
管理が得意な現実主義者で、全体の20%くらいと言われています。計画や管理、合意形成をとるのが非常にうまいタイプ。理想主義な起業家タイプに対し、現実主義なマネージャータイプは対立することが当然多いけれど、成功にはこの2つのタイプの共存がどうしても必要だということです。

3.職人タイプ
 
手に職を持った個人主義者で、全体の70%くらい。自分で手を動かすことが好きなタイプ。整体師的に言えば手技オタクの施術家といった感じでしょう。

どのタイプでも、長所、短所がありますね。だからこそ自分のタイプをしり、長所を活かし、短所は人に頼ることが必要になってきます。どれも大事でどれも必要。この3つのタイプのバランスが取れた時に、大きな力となるよ、ということが書かれていました。

しかし、この本が出版されたのは2003年です。あれから時代も変わりました。自分の不得意はネットで賄える時代となったのです。
 
なので、スモールビジネスのオーナーは思いっきり〝技〟を磨けばいいと思います。管理やマーケティングはスマホやパソコンでやって、起業家魂と技で少数精鋭で突き抜ける時代です。
 
PS《今朝の気づき》
・能力次第でどうにでもなる
・ネットマーケを極める
・起業家魂は行動と乱読