kino cinéma新宿にて
「サウンド・オブ・フリーダム」(Sound of Freedom)を観てきた。
最近では米人気ラッパー、音楽プロデューサーとして知られるディディ(パフ・ダディ、P・ディディ)ことショーン・コムズが今年9月ニューヨークで逮捕された。嫌な事件。
性的人身売買や恐喝などの罪だ。まるでエプスタイン島の事件かのような疑惑の数々。120人もの犠牲者。その被害者の中には9歳の少年もいたという。訴えが事実だとしたら悪魔の所業だろう。
このエプスタイン事件をモデルとして描かれたのが、「サウンド・オブ・フリーダム」である。エプスタイン事件の詳細を知らない方は調べてくださいね。ここでは割愛。
さて、偉そうに言わせてもらえば、映画としてのクオリティは非常に高いと感じた。物語の構成や映像表現が評価されているのもうなずけた。強烈なメッセージも伝わってきたのだが、やはり騙される親も悪い。子を持つ親ならばもっと慎重になるべきだ。まるで言うことジジイだけど。
感動的なストーリーと結末に多くの人が感動し、涙を流す人も多かったようだ。自分は淡々と観ていたが、それにしても映画の最後のスピーチや過度にドラマチックな表現他が少しだけ興醒めした。
はっきり言えば、問題提起は理解した。しかし、その解決策は無い。
悪魔的金儲け主義は俄然存在しているだろうし、ひとりで立ち向かっていったってその闇は晴れないだろう。
確かにこの映画は「何か行動を起こす必要がある」という意識を植えつけることはできたかもしれない。しかし、実際の問題解決には一人のヒーローでは不十分である。せいぜい個別に日常生活で警戒を増し、安易に人を信用せずに可能な限りの自己防衛の積み重ねくらいのものだろう。
といっても、この闇の人身売買・殺人など、もちろん野放しにすることはできない。
ところが、今、まさに、必死に立ち上がろうとしている人物がいる。それが大統領選を控えているトランプ氏だ。以前トランプ大統領だったころ、人身売買に対して厳しい態度を取った。重大な犯罪には死刑を求めることもあった。
そして、彼は大統領選を控える現在、次のように言い放っている。
「人身売買された子どもたちをすべて家族のもとに返し、すべての人身売買業者に死刑を科す!人身売買の危機を終わらせるため、42号法案を使い、人身売買された子どもたちを遅滞なく家族のもとに返す!」
普通、選挙の前には良いことを言う候補者だらけだ。
だけど、あのトランプ氏を狙ったギリギリの襲撃事件はどうだろう。
銃弾が頭をかすめて耳に直撃したあと、普通なら顔など上げられない。そんな中、更にトランプ氏は手を挙げて立ち上がったのだ。今期の大統領選でさえ、5回以上の暗殺未遂を経験しているらしい。
彼は本気で命を懸けている。これは演出なんかではないことは伝わってくる。
闇の組織を叩きのめすと言っているこのリーダーにこそ、今、全世界を代表してトランプ氏なのではないか。
だからこそ、11月5日の大統領選が重要なのだ。アメリカ市民ではないからニュースを観ることくらいしかできないのが悔しい。猛烈な攻撃や不正を乗り越えてまずはアメリカを変えて欲しい。
問題提起は大勢の人たちが理解している。ただ、現在その解決策は無いのだから。
ps
映画館をスマホで調べていったのだけれど、何を見間違えたのか、「新宿バルト9」へ行ってしまった。こんな近くに映画館ないだろ、普通。慌ててkino cinéma新宿へ向かって無事に事なきでした(*'▽')